建築主 | 静清信用金庫 |
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所在地 | 静岡市葵区 |
竣工 | 2024/3/4 |
構造種類 | 木造 |
階数 | 2階建て |
延床面積(㎡) | 605.95 |
静清信用金庫様の安東支店の建替えを計画するにあたり軸としたことは、①「地域の歴史の掘り起こし」と、店舗を半公共的な場所と捉え②「人々が集まれる場所」にすることの二点です。
当該敷地は、江戸時代に徳川家康公が薬草栽培をした約 4300坪の御薬園跡の一角に当たり、駿府城公園天守閣のそばの長谷通りに面しております。
そんな由緒ある地にもかかわらず、建替え前の店舗では店舗前に御薬園跡の石碑があるのみで、その史跡が人々の目に留まることが多くはありませんでした。
そのため、当計画では石碑を中心とした、「地域の歴史の掘り起こし」となるよう屋外に地域の歴史の展示スペースなどを設けました。
また、駐車場を地域のお祭りや災害の際には解放し、地域の「人々が集まれる場所」としました。
静清信用金庫様の安東支店は、建替えにより歴史を継承し、地域の方々が集まれる場を提供できる支店へと生まれ変わりました。